お知らせ翻訳家・中田耕治氏逝去のお知らせ (2022/02/04) 2021年11月26日、作家、批評家、翻訳家、元女子美術大学教授の中田耕治(なかだ・こうじ)氏が心不全のため逝去されました。94歳。葬儀は近親者のみで行われました。
中田氏は1927年東京生まれ。戦後、最年少の批評家として文壇に登場。翻訳家としても早くから活躍し、翻訳ミステリ興隆のきっかけを作りました。ハードボイルド小説や時代小説も書き、『異聞猿飛佐助』は篠田正浩監督で映画化されました。ルネサンス関連の評伝でも知られる一方、マリリン・モンロー研究の第一人者でもあります。文学や映画や演劇など、幅広いテーマで評論を執筆し、舞台の演出も手がけました。『ルイ・ジュヴェとその時代』は評伝の代表作。 明治大学や女子美術大学で教鞭をとったほか、バベル翻訳学院(現 翻訳学校バベル)などでも指導にあたり、多くの翻訳家を世に送り出しました。 ■主な著作 評伝『ルイ・ジュヴェとその時代』『ルクレツィア・ボルジア』『メディチ家の人びと』『マリリン・モンロー論考』など、小説『危険な女』『異聞猿飛佐助』など、多数。 ■主な訳書 アイラ・レヴィン『死の接吻』、アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』、デヴィッド・セルツァー『オーメン』、ジェームズ・ケイン『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、ハンター・デヴィス『ビートルズ(共訳)』など多数。 本件に関するお問い合わせ先は下記よりお願いいたします。 中田耕治ドットコム(公式サイト)管理人 田栗美奈子 メールアドレス:minako7taguri@gmail.com |