「ハヤカワ・プラス」創刊のことば、推薦のことばを公開

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早川書房の新しい海外文学シリーズ「ハヤカワ・プラス」の「創刊のことば」と「推薦のことば」をご紹介します。

世界文学の最前線を届ける、早川書房の新しい海外文学シリーズ「ハヤカワ・プラス」。
ノーベル文学賞、ブッカー賞、ゴンクール賞をはじめとする世界的な文学賞受賞作から、確かな才能を秘めた注目の新作まで、欧米、アジア、アフリカ諸国などで書かれた「現代文学の到達点」を厳選し、年に4回刊行します。
ここでは、「創刊のことば」と「推薦のことば」をご紹介します(ラインナップについては こちら )。

ハヤカワ・プラス創刊のことば
活字離れに連鎖して、書店の数が年々減少している現今の出版界で、なぜ海外の文芸叢書「ハヤカワ・プラス」を創刊するのか、と読者の声を聞く。
干戈騒乱の時代であるからこそ、文学が人々の思考や問題解決の一助となるはずである。海外には日本にぜひ紹介したい数多の優れた文学作品が出版されている。
この叢書に相応しい作家、作品を私たちは幅広く検討し、さらに世界の著名作家、翻訳者からも推薦作を募った。結果、選定された作品にはノーベル文学賞、英国のブッカー賞、フランスのゴンクール賞、イタリアのストレーガ賞などの受賞作をはじめとする傑作が揃った。
次の頁を早く繰りたくなる心躍るものから、人生の指針となる深遠な作品まで、いずれも読者の心を揺さぶり、満足していただけるものと確信している。
2026年
早川 浩

推薦のことば

カズオ・イシグロ(作家)
文学叢書ハヤカワ・プラスは多様な文化や様式、伝統に根差した作品が収められており、そのいずれの本も言葉の壁を越え、読者の心に響きます。激変の現代を生きる私たちにとって、この叢書は世界の素晴らしい作家が持つ視点、感覚、思想に直に触れることができる恰好の出会いとなることでしょう。

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小野正嗣(作家)
海外の作品を読むことの喜びのひとつは、遠く隔たったもののなかから思いがけず親密なものが現われ、世界と自分との関係が変化することだ。それは私たちの日々を豊かにしてくれる。
もっと翻訳文学を!
同時代の選りすぐりの作品を届けようとする「ハヤカワ・プラス」の奮闘に期待したい。

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鴻巣友季子(翻訳家・文芸評論家)
抵抗と戦い、記憶と哀惜、悲しみを包みこむ愛情が、ページをめくるごとに波のように寄せ返す。異なる国と言語の第一線の文学がここに揃い、それは名訳によって最良の世界文学となる。荒廃の時代に人間性の壊死を止めるのは、痛みを知ってなお研ぎ澄まされて屹立する言葉にほかならない。

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「ハヤカワ・プラス」がいよいよ動き出します。きょう4月20日より、全国11店舗にて先行販売開始(詳細は こちら )。一般販売は5月1日です。ぜひ手にお取ってみてください。

◆第1回配本
預言者の歌 』ポール・リンチ/栩木伸明訳
四六判並製、定価:3410円(10%税込) 978-4-15-210514-1
2026年5月1日一般発売(全国11店舗にて4月20日先行販売、詳細は こちら

◆第1回配本
『  すべての石に宿る神  』カミーラ・シャムジー、河内恵子訳
四六判並製、定価:3960円(10%税込) 978-4-15-210515-8
2026年5月1日一般発売(全国11店舗にて4月20日先行販売、詳細は  こちら   )