お知らせ第8回ハヤカワSFコンテスト 最終選考結果発表 (2020/09/10) 9月9日(水)、第8回ハヤカワSFコンテストの最終選考会が東浩紀氏、小川一水氏、神林長平氏、小社編集部長・塩澤の4名により行なわれ、協議の結果、十三不塔(じゅうさん・ふとう)氏の『ヴィンダウス・エンジン』と、竹田人造(たけだ・じんぞう)氏の『電子の泥舟に金貨を積んで』が優秀賞に決定いたしました。受賞作は早川書房より11月に文庫で刊行予定です。
詳しい選評は〈SFマガジン〉12月号(10月25日発売)に掲載いたします。 第8回ハヤカワSFコンテスト 大賞 該当作なし 優秀賞 十三不塔(じゅうさん・ふとう) 『ヴィンダウス・エンジン』 ●あらすじ 運動しているもの以外を認識できなくなる難病・ヴィンダウス症候群。この難病が寛解したキム・テフンは、中国の成都で進められている、ヴィンダウス症候群の寛解者と都市AIを接続することによって成る新たなシステム「ヴィンダウス・エンジン」の一部となる計画に巻き込まれる。韓国、中国を舞台に、高度なテクノロジーと人間の共存の行方を問う、近未来SF。 著者略歴:1977年生まれ。愛知県出身。専門学校講師、文筆業。 優秀賞 竹田人造(たけだ・じんぞう) 『電子の泥舟に金貨を積んで』 ●あらすじ 自己進化するAIと武装ドローン部隊を持つ首都圏ビッグデータ保安システム(通称CBMS)は古き悪しき犯罪を過去のものにしていた。そんな中、映画マニアの五嶋と夢やぶれたAI技術者の三ノ瀬は、Adversarial Exampleという技術を駆使し、20億円を積んだ自動運転現金輸送車を“誘拐”する計画に乗り出すが.......。三ノ瀬と五嶋がAIをめぐる頭脳戦に挑む、電子犯罪テクノスリラー! 著者略歴:1990年生まれ。東京都出身。会社員。 |