ホテルに閉じ込められたロシア貴族の人生を描く希望の物語『モスクワの伯爵』(エイモア・トールズ、宇佐川晶子訳)文庫版、2月18日発売

高級ホテルに軟禁されたロシア貴族。一歩外に出れば死が待つ極限状況で彼が見つけたのは、真の豊かさだった――。
『モスクワの伯爵』上巻

エイモア・トールズ『モスクワの伯爵』(原題 A Gentleman in Moscow)の文庫を2026年2月18日に刊行します。
本書は、2016年にアメリカで発表され、日本では2019年に単行本として刊行され、話題となりました。高級ホテルに軟禁されたロシア貴族の不遇ながらも前向きな姿が、読者に支持されました。
◆あらすじ
1922年、モスクワ。
革命政府から無期限の軟禁刑を下されたロストフ伯爵。
高級ホテルのスイートに住んでいたが、今後は屋根裏で暮らさねばならない。ホテルから出れば銃殺刑が待っている。
そんな逆境で伯爵が選んだのは、紳士の流儀を貫くこと。
人をもてなし、身のまわりを整え、人生を投げ出さない。
やがて彼は宿泊中のおしゃまな少女ニーナや従業員たちと友情を深めてゆき……。
『モスクワの伯爵』下巻

◆あらすじ
1938年、粛清の嵐は〈メトロポール〉にも及んでいた。
それでも、ホテル内レストランの給仕長となった伯爵は最高のもてなしを続けていた。
彼を支えたのは、少女ソフィアとの暮らしだ。
狭い屋根裏にあっても、ソフィアが世界の広さを想像できるように心を砕く伯爵。
二人の日々は、仲間に見守られ、ずっと続くかに思われた。
だが、変化の時は突然やって来た。愛するもののため、伯爵は人生最大の賭けに出る。
解説/池澤春菜
◆著者紹介 エイモア・トールズAmor Towles
1964年、ボストン生まれ。2011年に小説第1作『賢者たちの街』を発表した。2016年、本書『モスクワの伯爵』を刊行すると、大きな話題となり、全米で200万部を突破、ロシアを含めた30以上の言語で出版される世界的なベストセラーとなった。2024年、ニューヨーク・タイムズ“読者が選ぶ21世紀のベストブック”に選出され、ユアン・マクレガー主演でドラマ化された。