セガ vs. 任天堂 下──ゲームの未来を変えた覇権戦争
商品詳細
ソニー・ピクチャーズ映画化。全米公共ラジオほか多くのメディアで年間ベストブック。
成毛眞氏、山本貴光氏、推薦!
絶対王者・任天堂からシェアをもぎ取ったセガは、なぜ転落していったのか? 圧倒的筆力で描き切るゲーム界「三国志」!
カリンスキーたちの大胆な戦略が功を奏し、セガはアメリカ市場で任天堂からシェアを奪い、業界トップに躍り出る。だが、両社が死闘を演じている間に、彼らはより深刻な対立に苦しんでいた。それは、セガ・オブ・アメリカと日本のセガ本社の間で起きつつあ
った内紛で、やがて想像を絶する「お家騒動」へとエスカレートしていく。
革命的ゲーム機「ジェネシス(メガドライブ)」で市場を席巻する風雲児セガ、「SNES(スーパーファミコン)」と人気ソフトで巻き返しを図る巨大帝国・任天堂、そして、次世代機「プレイステーション」で参入の機をうかがう新星ソニー――三つ巴のゲー
ム界「三国志」を制し、覇者となるのは誰か? 個性あふれる登場人物、熾烈な駆け引き、息をもつかせぬ展開で、隆盛期のゲーム業界に集った人々の栄光と挫折を描く壮大なサーガ。
著者紹介
ブレイク・J・ハリス(Blake J. Harris)
ニューヨーク在住の作家・映像ディレクター。ジョージタウン大学卒業。デビュー作である本書(2014年)は、NPR(全米公共ラジオ放送)、《パブリッシャーズ・ウィークリー》、《スレート》ほか各種メディアで年間ベストブックに選ばれ、絶賛を浴びる。
本書に基づくドキュメンタリー映画で共同監督(スコット・ルーディン、セス・ローゲン、エヴァン・ゴールドバーグがプロデュース)、ソニー・ピクチャーズ版でもエグゼクティブ・プロデューサーを務める予定。
公式サイト:www.blakejharris.com
訳者略歴
仲 達志(なか・たつし)
翻訳家。主な訳書に、ピリング『日本 - 喪失と再起の物語』、マーフィー『日本‐呪縛の構図』(以上早川書房刊)、ホーマンズ『犬が私たちをパートナーに選んだわけ』、レヴィ『グーグル ネット覇者の真実』(共訳)など。
「一九九二年五月に『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』がアメリカ市場でリリースされると、それは瞬く間に名作と見なされるようになり、消費者が『ゼルダ』を遊べないセガ・ジェネシスではなく、スーパーニンテンドーを買うやむにやまれぬ理由を提供し
たのである。また、それだけでは足りないという人々のために、任天堂は一九九二年六月に独占ゲームソフトをもう一本リリースした。SNESの勝利を確実にすることを期待されたそのゲームのタイトルは『ストリートファイター2』といった」(下巻第33章「
勝利の美酒に酔いしれて」より)
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