ハヤカワ新書8月刊ラインナップ紹介『幽霊の脳科学』古谷博和、『オアシス』小川智宏

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ハヤカワ新書の最新刊は、2025年8月6日(水)と8月20日(水)にそれぞれ発売予定です。ラインナップと内容をいち早くご紹介します。

①『幽霊の脳科学』古谷博和【8/6発売】

①『幽霊の脳科学』古谷博和【8/6発売】

幽霊を見るのには、科学的な理由があった!

【内容紹介】
脳神経内科医の著者のもとには時に「幽霊を見た」と訴える患者さんが訪れる。認知症やパーキンソン病による幻覚である。近年の研究によりそうした症状は「睡眠」と深く関わっていることが明らかになりつつあり、最新の診断基準に基づき古今東西の怪談や幽霊譚を分析すると、それらはまったく別の顔を見せ始める! 「タクシーから消える髪の長い女の乗客」は高速道路催眠現象? 「神隠し」はてんかんによる記憶障害? なぜ「夏の夜」によく出るのか? それ●●は決して非科学的な存在ではない——。

【著者略歴】古谷博和(ふるや・ひろかず)
1956年生まれ。脳神経内科医。鹿児島大学医学部卒業。医学博士(九州大学)。2013年、高知大学医学部に神経内科学講座を立ち上げ初代教授を務める。2022年に定年退官し、福岡県にある古賀病院21脳神経内科に勤務。主な研究テーマはパーキンソン病など神経・筋疾患の診療、筋ジストロフィーなど難治性神経・筋疾患の病態解明、治療法の開発。共著に『独習! フローチャート式デジタル脳波判読法』がある。脳と怪談に関する論文も多数。

②『オアシス 不滅のロック物語』小川智宏【8/20発売】

②『オアシス 不滅のロック物語』小川智宏【8/20発売】

10/25-26東京ドーム来日公演! なぜ彼らは「ロックの王道」になりえたのか?

【内容紹介】
1994年に鮮烈なデビューを飾るやいなや、「ビートルズの再来」と称され、瞬く間にスターダムを駆け上がった伝説のロック・バンド「オアシス」。30年の時を経て「ロックの衰退」や「洋楽離れ」が語られる今なお、なぜ彼らの曲は人々を魅了し続けるのか。ブリティッシュ・ロックの系譜、名曲の誕生秘話、ギャラガー兄弟のカリスマ性、衝撃の解散と再結成——オアシスが歩んだ歴史をたどりながら、ロックという音楽文化と、彼らが体現してきたロック・スターという存在が放つ永久不変の魅力に迫る。

【著者略歴】小川智宏(おがわ・ともひろ)
1983年埼玉県生まれ。2006年より音楽誌『ロッキング・オン』編集部にて海外アーティストへのインタビュー、レビュー執筆などを担当し、2011年より邦楽専門誌『ロッキング・オン・ジャパン』編集担当に。同誌の副編集長を務めたのち、2017年以降はフリーの音楽ライターとして雑誌、ウェブメディアにて、主にロック・バンドを中心にさまざまなアーティストについての記事を執筆している。