お知らせ第11回ハヤカワSFコンテスト 最終選考結果発表 (2023/08/23) 8月18日(金)、第11回ハヤカワSFコンテストの最終選考会が東浩紀氏、小川一水氏、神林長平氏、菅浩江氏、小社編集部・塩澤の5名により行なわれ、協議の結果、矢野アロウ(やの・あろう)氏の「ホライズン・ガール〜地平の少女〜」が大賞に、間宮改衣(まみや・かい)氏の「ここはすべての夜明けまえ」が特別賞にそれぞれ決定いたしました。2023年12月に大賞受賞作を単行本で刊行、特別賞受賞作を〈SFマガジン〉2024年2月号(12月25日発売)に掲載の予定です。
詳しい選評は〈SFマガジン〉12月号(10月25日発売)に掲載いたします。 第11回ハヤカワSFコンテスト 大賞 矢野アロウ(やの・あろう) 「ホライズン・ガール〜地平の少女〜」 ●あらすじ あちこちに散らばった人類が独自の進化を遂げた宇宙。ヒルギス人の少女・シンイーは、意識から分断された右脳に狩猟の神を宿す狙撃の名手。彼女は宇宙連邦の手引きにより、前後に分かたれた脳で過去や未来を見通すパメラ人の少年・イオと探査船に乗り、超巨大ブラックホール〈ダーク・エイジ〉で別の宇宙に繋がる〈門【ゲート】〉の手がかりを探すことに。時の流れの異なる事象の地平面を舞台にした、ガールミーツボーイの宇宙SF。 著者略歴:1973年、大阪府出身。 特別賞 間宮改衣(まみや・かい) 「ここはすべての夜明けまえ」 ●あらすじ 2123年10月1日、九州の山奥の小さな家に1人住む、おしゃべりが大好きな「わたし」は、これまでの人生と家族について振り返るため、自己流で家族史を書き始める。それは約100年前、25歳の当時、身体が永遠に老化しなくなる融合手術を受けるときに、父親から提案されたことだった……。人間性から遠く隔たれた“人間”によって語られる、あまりにも痛切な愛の物語。 著者略歴:1992年、大分県大分市出身、東京都在住。シナリオライター(別名義)。 |