お知らせ
【訃報】津原泰水さん逝去のお知らせ (2022/10/05)
小説家の津原泰水さんが、10月2日に58歳で逝去されました。ご家族からのご連絡を受け、お知らせいたします。
弊社では、2009年に本格SF『バレエ・メカニック』を発表。『妖都』『ペニス』『少年トレチア』『ヒッキーヒッキーシェイク』という傑作長篇群をハヤカワ文庫に収めさせていただきました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
【プロフィール】
津原泰水(つはら・やすみ)
1964年広島県生まれ。青山学院大学卒。1989年に少女小説家“津原やすみ"としてデビュー。1997年、“津原泰水"名義の長篇ホラー『妖都』を発表。以降、〈幽明志怪〉シリーズや『ペニス』『少年トレチア』などの幻想小説で人気を博す。2006年の自伝的小説『ブラバン』がベストセラーとなり、2009年発表の『バレエ・メカニック』は本格SFとして各種ランキングを席巻した。2011年の短篇集『11』が第2回Twitter文学賞を受賞、収録作の「五色の舟」はSFマガジン「2014オールタイム・ベストSF」国内短篇部門第1位、また同作は近藤ようこにより漫画化され、第18回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門大賞を受賞した。他の著書に、『綺譚集』『ルピナス探偵団の当惑』『赤い竪琴』『たまさか人形堂物語』『ヒッキーヒッキーシェイク』『歌うエスカルゴ』などがある。
*『妖都』『ペニス』『少年トレチア』『バレエ・メカニック』『ヒッキーヒッキーシェイク』は、ハヤカワ文庫JAに収録。