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お知らせ

ハーラン・エリスン氏、死去 (2018/06/29)


2018年6月28日、『世界の中心で愛を叫んだけもの』『危険なヴィジョン』などで知られるSF作家・脚本家のハーラン・エリスン氏が米ロサンゼルスの自宅で死去された。享年84歳。

ハーラン・エリスンは、1934年オハイオ州クリーブランド生まれ。1949年に初めての短篇小説“The Gloconda”と“The Sword of Parmagon”を〈クリーブランド・ニュース〉に発表。オハイオ州立大学に入学するが中退。1955年にニューヨークに移り、雑誌を中心に小説を発表し始める。1962年にハリウッドに移住、小説の執筆と並行して、テレビドラマの脚本も手がけるようになる。

華麗な文体を駆使した作風で知られるエリスンは、84年の生涯で1000を超える作品を遺した。1965年に発表された「「悔い改めよ、ハーレクィン!」とチクタクマンはいった」でヒューゴー賞とネビュラ賞の短篇部門を受賞。1960年代から70年代にかけて、「死の鳥」「おれには口がない、それでもおれは叫ぶ」「世界の中心で愛を叫んだけもの」「少年と犬」などの数多くの傑作短篇を発表。また、全作書き下ろしの巨大アンソロジー『危険なヴィジョン』(1967年)を編纂し、SF界を牽引する存在となった。その後も精力的に作品を発表し、半世紀以上にわたり、アメリカSF界を代表する短篇作家であり続けた。

テレビドラマの脚本家としても知られ、『宇宙大作戦(スター・トレック)』『アウターリミッツ』『ヒッチコック劇場』などを手がけた。

日本においても、SFマガジンを中心に1960年代から多くの短篇が翻訳され、それらの多くは『世界の中心で愛を叫んだけもの』『死の鳥』『ヒトラーの描いた薔薇』(すべて、ハヤカワ文庫SF刊)の三冊の短篇集にまとめられている。『死の鳥』は、『SFが読みたい!』が選ぶ「ベストSF2016」第1位を獲得、人気を高さを示した。

ここに、故人のご冥福をお祈りし、謹んでお知らせ申し上げます。






 
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