アクゼル, アミール・D
Amir D.Aczel <>
統計学者にして、世界的に評価の高い科学ノンフィクション作家。父は地中海クルーズ船の船長で、生後間もない頃から父親の船に乗せられ、船上での見聞を通して外国語や科学、歴史への興味をはぐくむ。7カ国語に堪能。カリフォルニア大学バークレー校にて数学を専攻し、オレゴン大学で統計学の博士号を取得。各地の大学で数学や科学史を教えるかたわら、数理科学や科学者の伝記を織り交ぜたノンフィクション作品を精力的に執筆している。フェルマーの最終定理解決までのドラマを活写した『天才数学者たちが挑んだ最大の難問』は、22カ国語に翻訳されるベストセラーになった。そのほか、『相対論がもたらした時空の奇妙な幾何学』(以上、ハヤカワ・ノンフィクション文庫)、『デカルトの暗号手稿』『フーコーの振り子』『量子のからみあう宇宙』『「無限」に魅入られた天才数学者たち』(以上、早川書房刊)など著書多数。2005-07年には、ハーヴァード大学科学史講座の客員研究員を務めた。著者HP:http://www.amirdaczel.com/