悲劇喜劇2021年5月号──シェイクスピアと出会う
雑誌/ISBN:/発売日:2021/04/07
舞台芸術界はコロナ禍で今、苦境に立っています。どうして「不要不急」とされる演劇が、私たちには必要なのでしょうか? 今号では、それぞれの心の中にある「わたしとシェイクスピア」について伺いたいと思います。その応答から、各人が演劇に求めているものの一端がわかるかもしれません。
「もしもシェイクスピアがいなかったら……」とは井上ひさしの『天保十二年のシェイクスピア』の劇中歌ですが、演劇界において、この大作家の名前に匹敵する共通言語はありません。いまシェイクスピアについて語ることが、誰かにとって新たな発見への窓になることを願っています。
寄稿は矢野誠一、『悲劇喜劇』賞選考委員(鹿島茂、辻原登、杉山弘、濱田元子)、仲代達矢、鵜山仁、小池修一郎、矢内原美邦、藤田俊太郎、山田由梨、河合祥一郎ほか。
彩の国さいたま芸術劇場『終わりよければすべてよし』を控える吉田鋼太郎のインタビューを掲載。
戯曲は赤堀雅秋『白昼夢』他一編。
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