雑誌

悲劇喜劇2023年5月号 ―第10回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞―

特集=第十回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞

受賞作『カタブイ、1972』



ハヤカワ「悲劇喜劇」賞は、その年に発表された演劇作品のなかで、

もっとも批評意欲を掻き立てられる作品を表彰する賞です。



今号では選考会の模様や選評を収録するとともに、

受賞作のエーシーオー沖縄と名取事務所共同制作『カタブイ、1972』を掘り下げます。



■第十回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞選考会

杉山弘 辻原登 濱田元子 鹿島茂





構造的なドラマの問題 鹿島茂



悲劇喜劇賞 講評 辻原登 



生まれるべくして生まれた物語 濱田元子



声にならない声を響かせて 杉山弘



五十年の信頼が生んだ作品 下山久・名取敏行



家族の視点から描く「沖縄」 内藤裕子



『カタブイ、1972』日記メモをみながらの雑感 田代隆秀



夢の一か月半~東京公演初日まで~ 馬渡亜樹



我した くぬ沖縄 世界に知らさ 当銘由亮



沖縄に生きた女性、ユミを演じて 古謝渚



沖縄との出会い 増田あかね



沖縄の目 山田定世



内藤さんはライバルで同志 横山拓也



誠実につくり、届ける──エーシーオー沖縄の仕事 大堀久美子



はじっこを往け──名取事務所の歩み 内田洋一



「カタブイ」にみる女の戦後と復帰 山城紀子





■エッセイ「沖縄と私」



ショボい方を選ぶ 兼島拓也



沖縄の歴史が問いかけるもの 古川健



青森から沖縄から 畑澤聖悟





●追悼



天国の三谷さんへ 山下悟





●批評



戯曲をリテラルに受け取ること:羽鳥ヨダ嘉郎『リンチ(戯曲)』とその上演 江口正登





●連載



メディアとしての現代演劇

──生活と世界を別の回路でつなぐ(最終回) 内野儀



シーン・チェンジズ

長谷部浩の演劇夜話 長谷部浩



プロデューサーの大遺言 中根公夫





■書評



茶室の暗闇から(『演劇の思想』鈴木忠志演劇論集成) 渡辺保





■エッセイ



出不精、ロンドンへ行く 松村翔子





◆第十一回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞のお知らせ





■戯曲



『密航者 ?波濤をこえて?』嶋 津与志 



『ブレイキング・ザ・コード』作=ヒュー・ホワイトモア 翻訳=小田島創志 





■演劇時評



内田洋一・田中伸子(最終回)



彩の国シェイクスピアシリーズ『ジョン王』

シス・カンパニー『ケンジトシ』

オフィスコットーネ『磁界』

SPAC『人形の家』

木ノ下歌舞伎『桜姫東文章』

東宝/東京グローブ座『ザ・ビューティフルゲーム』

風姿花伝プロデュース『おやすみ、お母さん』

ホリプロ『宝飾時計』

PARCO劇場『笑の大学』

ホリプロ『バンズ・ヴィジット 迷子の警察音楽隊』

東宝『キングダム』

まつもと市民芸術館『博士の愛した数式』

梅田芸術劇場『ドリームガールズ』

青年団『日本文学盛衰史』

ホリプロ『キングアーサー』

劇団東京乾電池『十二人の怒れる男』

渡辺源四郎商店『Auld Lang Syne』

劇団俳優座『対話』
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商品情報

刊行日
2023/04/07
種類
雑誌
判型
A5判
ページ数
196
重量
270
商品コード
0000732305