

ハヤカワ「悲劇喜劇」賞とは

公益財団法人 早川清文学振興財団は株式会社 早川書房との共催で、2013年1月に『ハヤカワ「悲劇喜劇」賞』を創設しました。『ハヤカワ「悲劇喜劇」賞』は選考委員と批評・評論家の劇評意欲を最も奮い立たせる優秀な演劇作品を顕彰するものです。毎年1月1日から12月31日までの間に日本で上演された現代演劇が賞の対象で、翌年1月に選考を行い、受賞作を決定します。
主催:公益財団法人 早川清文学振興財団
株式会社 早川書房
第12回 ハヤカワ「悲劇喜劇」賞
選考委員
杉山 弘
演劇ジャーナリスト
辻原 登
作家
矢野誠一
藝能評論家
濱田元子
毎日新聞論説委員
学芸部編集委員
有吉玉青
作家・大阪芸術大学教授
撮影/織田桂子
要項
- 発表
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2025年1月
- 贈賞イベント
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2025年3月開催予定
第12回 ハヤカワ「悲劇喜劇」賞

イキウメ「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」
小説家の黒澤は、人里離れた古い旅館に逗留し、執筆をしている。
そこに二人連れの旅行者、田神と宮地がやってくる。
世間話に旅館の縁起を話していると、それぞれの持つ怪談話を披露する流れになる。
腰を据えて語るうちに、目的が明らかになってくる。
二人は警察官で、ある事件を追ってやってきた。
小泉八雲『怪談』から、「常識」「破られた約束」「茶碗の中」「お貞の話」「宿世の恋」の五篇と、オリジナルストーリー。