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世界最凶のスパイウェア・ペガサス

スマホに侵入し、盗聴、監視、脅迫……調査報道が暴く戦慄の実態

通話、メール、連絡先、位置情報……すべて丸裸
世界中の強権・専制国家で盗聴・監視・脅迫に使われるイスラエル企業製スパイウェア、その戦慄の実態を暴く

テロや犯罪対策を名目にイスラエルの企業NSOが開発したスパイウェア「ペガサス」。ひとたびスマートフォンにインストールされると、通話、メッセージ、連絡先、Eメール、SNS、現在位置などあらゆる情報に、持ち主には知られずに外部からアクセスすることが可能になる。マイクやカメラを密かに起動して周囲の様子を盗聴・監視することもできてしまう。
このスパイウェアが世界各地のジャーナリストや人権活動家、政治家などを標的にした違法な監視活動に使われていることを暴いたのが、世界10カ国、17報道機関、80人以上のジャーナリストによる「ペガサス・プロジェクト」だ。
サウジアラビアのジャーナリスト・カショギ氏の殺害をはじめ、世界各地で独裁者や専制主義国家による市民の弾圧や批判者の封じ込めにペガサスが使われてきた実態を各国の記者やエンジニアが連携しながら突き止め、ついに世界に公開するまでを記した迫真のルポ。
解説・池上 彰(ジャーナリスト)
「あなたのスマホは、大丈夫ですか?」
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商品情報

著者
ローラン・リシャール サンドリーヌ・リゴー
訳者
江口 泰子
刊行日
2025/01/22
種類
電子書籍
商品コード
0000614730

著者紹介

  • ローラン・リシャール

    フランスを拠点とする調査報道の非営利組織(NGO)「フォービドゥン・ストーリーズ」の創設者。同NGOは、スパイウェアを使ったジャーナリストへの脅迫・弾圧の実態を報道した「ペガサス・プロジェクト」の功績により、2019年欧州報道賞など数多くの賞を受賞した。ドキュメンタリー制作者としても活動しており、タバコ産業、金融業界、モサド、CIAなどを題材に取材・報道を行なっている。
  • サンドリーヌ・リゴー

    フランスのジャーナリスト。調査報道の非営利組織(NGO)「フォービドゥン・ストーリーズ」編集長。「ペガサス・プロジェクト」のほか、メキシコにおける麻薬カルテル・プロジェクトの国際調査の中心メンバーでもある。同NGOに入る前は、フランスのテレビ局で長編ドキュメンタリーを制作、タンザニア、ウズベキスタン、レバノン、カタール、バングラデシュなどで取材に従事した。