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宇宙の超難問 三体問題

劉慈欣のSF大作『三体』に登場し、一躍知られるようになった天体物理学の難問「三体問題」。ピタゴラス、ニュートン、ポアンカレ……名だたる科学者たちを悩ませ魅了してきた宇宙の謎と、その解明を目指した人類の歩みの全貌を描いた科学ノンフィクション。
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著者紹介

  • マウリ・ヴァルトネン

    フィンランド・トゥルク大学教授。相対論的三体問題の先駆的研究で知られる。研究分野はクエーサー、三体問題、宇宙論など。
  • ジョアンナ・アノソヴァ

    テキサス大学オースティン校教授(退官)。コンピュータを使った三体問題研究の先駆者で、「アゲキャン=アノソヴァのマップ」で知られる。
  • コンスタンティン・ホルシェヴニコフ

    サンクトペテルブルク大学教授、天体力学科長。研究分野は天体力学と太陽系力学。小惑星番号 3504 は彼の名にちなんで名づけられた。2021年に逝去。
  • アレクサンドル・ミュラリ

    1987年にサンクトペテルブルク大学で三体問題の研究を始め、本書の共著者全員と共同研究を実施。グレナダ・セントジョージズ大学教授。
  • ヴィクトル・オルロフ

    サンクトペテルブルク大学教授。研究分野は三体問題のほか、宇宙の大規模構造、恒星系力学など。2016年に逝去。
  • 谷川 清隆

    国立天文台元助教授。三体問題など天体力学のほか、古代の日食など歴史天文学の研究でも知られる。小惑星番号10117 Tanikawa は彼の名にちなんで名づけられた。