なぜ一流ほど験を担ぐのか

アガサ・クリスティーは毎夕風呂でリンゴをかじり、
オバマ元大統領は投票日に必ずバスケをする……
ハーバード・ビジネス・スクール教授が、知られざる「儀式の力」を解き明かす！

一流の作家、スポーツ選手、ビジネスパーソンが実践するクリエイティブな方法から、日常のより幸せな過ごし方まで、あまねく「儀式」の力に迫る。

★本書の内容★
・舞台に上がる前に「落ち着け」と言ってはいけない理由とは
・試合前に円陣を組むのはなぜか
・IKEAはどうして世界中でヒットしたか
・面倒な料理と掃除を楽しむ方法とは

儀式は、適切な時に、適切な感情的、心理的効果をもたらす人類最強のツールの一つだ。儀式はどこにでもあり、人間の平凡な行為に並外れた力を吹き込んでいる。――本書より

目次
第一部　儀式の役割
序文　　儀式の再発見
第一章　儀式とは何か
第二章　手をかけるほど大切になる
第三章　儀式の効果

第二部　自分たちのための儀式
第四章　どのように行なうか──舞台に上がる前に「落ち着け」と言ってはいけない理由
第五章　味わうための儀式──カベルネと掃除を最大限に楽しむ
第六章　道をはずれないために──セルフコントロールの喜び
第七章　何者かになるために──通過儀礼と過ち

第三部　儀式と人間関係
第八章　調和を保つには──なぜ儀式が人間関係を豊かにするのか
第九章　祝日をどう乗り切るか──親戚との関係を維持するための儀式
第一〇章　人を悼む──喪失を克服する

第四部　　職場、そして国際関係における儀式
第一一章　職場での意義をどう見つけるか──トラストフォールその他チームの儀式
第一二章　なぜ分断が起こるのか──儀式が緊張とトラブルを生むとき
第一三章　どう癒すか──儀式と和解
エピローグ　儀式的な生活

謝辞
原注
訳者あとがき