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「失われた30年」に誰がした ―日本経済の分岐点―

ソニー凋落、トヨタも危ない……日本はなぜ世界で勝てないのか

権力層が仕組む日本像を打破せよ!
知日派ジャーナリストが見抜いたこの国の構造と、経済復活への道とは?


日本は企業の「廃業率」「創業率」ともに先進国で最低レベル。その真因は?
健全な経済的淘汰が阻まれることで、日本は衰退の道をたどった。終身雇用制度、正規労働者と非正規労働者の圧倒的な賃金格差、ジェンダー不平等、資金調達の制度的障壁……。あらゆる角度から問題点を検証するとともに、新世代の起業家たちへの取材を通じて地殻変動を描き出す。日本経済を知悉した米国人ジャーナリスト渾身の書。

「現在の日本に起業家精神が爆発的に生じうることを立証する、非常に独創的な一冊」
――ビル・エモット(エコノミスト誌元編集長)
「日本の先行きを憂うすべての人にとって読む価値がある」
――ジェラルド・カーティス(コロンビア大学名誉教授)

《本文より抜粋》
ある日本の大企業の50代の管理職と会ったとき、その雰囲気に当惑を覚えた。退職までの日を数えている人の倦怠した空気が漂っていたのだ。なぜ日本がこれまで多くのチャンスを逃してきたのか、納得した。同時に、こんにちの世代交代がどれほど心強く、刺激をもたらすものであるかも理解した。
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商品情報

著者
リチャード・カッツ
訳者
田中 恵理香
刊行日
2025/03/19
種類
電子書籍
商品コード
0000614765

著者紹介

  • リチャード・カッツ