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「社会正義」はいつも正しい ―人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて―

「男性の肛門を性具で貫くことでトランスフォビアを治す」、
フェミニズムの用語で書き換えたヒトラー『わが闘争』等、
著者らが学術誌に投稿したデタラメ論文20本中7本が査読を通過した――
現代世界を席捲する「社会正義」の根拠を問う!


1960年代・フランスで誕生したポストモダニズムは、現実的な影響力を持たないまま象牙の塔の中でひっそりと命運を終える……はずだった。だが、事実を否認しすべての背後に権力関係を見てとるこの思想は、1990年代には実践性の高い「応用ポストモダニズム」に、2010年代に〈社会正義〉を標榜する「物象化ポストモダニズム」に変異し、いまや現代世界を覆いつくしている。曰く、
「白人は、白人というだけで人種差別的である」
「病気や障害を治療・予防しようとする試みは、当事者への憎悪に基づいている」
「映画の中で黒人女性キャラクターを力強いタフな人物として描くのは黒人差別(だが、弱く従属的な存在として描くと女性差別)」
―――ほんとうに?


★ウォールストリート・ジャーナル ベストセラー
★フィナンシャル・タイムズ紙ほか 年間ベストブック
★アラン・ソーカル(『「知」の欺瞞』)、リチャード・ドーキンス(『利己的な遺伝子』)、スティーブン・ピンカー(『21世紀の啓蒙』)絶賛!
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商品情報

著者
ヘレン・プラックローズ ジェームズ・リンゼイ
訳者
山形 浩生 森本 正史
刊行日
2022/11/16
種類
電子書籍
商品コード
0000614145

著者紹介

  • ヘレン・プラックローズ

    政治・文化に関する著述家。ウェブマガジン「Areo」元編集長。ポストモダニズム、リベラリズム、フェミニズムなどをテーマにした評論を数多く手がける。2017年から2018年にかけて、ジェームズ・リンゼイ、哲学者のピーター・ボゴシアンとともに社会学系学術誌に虚偽の論文を投稿し、その一部が受理・掲載された。社会正義にまつわる研究の杜撰さ、イデオロギー性を浮き彫りにしたこの出来事は「不満スタディーズ事件」「第二のソーカル事件」と呼ばれ、ニューヨーク・タイムズ紙の一面で報じられるなど全米に論争を巻き起こしている。
  • ジェームズ・リンゼイ

    数学者、文化評論家。ウェブサイト「New Discourses」創設者。テネシー大学で数学の博士号を取得。ウォールストリート・ジャーナル紙、ロサンゼルス・タイムズ紙、サイエンティフィック・アメリカン誌などに寄稿。著書に Everybody is Wrong about God、Life in Light of Death、How to Have Impossible Conversations(共著)など。