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ヴァリス〔新訳版〕

友人グロリアの自殺をきっかけにして、作家ホースラヴァー・ファットの日常は狂い始める。麻薬におぼれ、孤独に落ち込むファットは、ピンク色の光線を脳内に照射され、ある重要な情報を知った。それを神の啓示と捉えた彼は、日誌に記録し友人らと神学談義に耽るようになる。さらに自らの妄想と一致する謎めいた映画『ヴァリス』に出会ったファットは……。ディック自身の神秘体験をもとに書かれた最大の問題作。/掲出の書影は底本のものです
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商品情報

著者
フィリップ・K・ディック
訳者
山形 浩生
刊行日
2014/06/30
種類
電子書籍
商品コード
0000611045

著者紹介

  • フィリップ・K・ディック

    1928年、アメリカ出身。作家。代表作に1963年『高い城の男』(ヒューゴー賞)、1968年『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(映画『ブレードランナー』原作)、1975年『流れよ我が涙、と警官は言った』(ジョン・W・キャンベル記念賞)、1978年『スキャナー・ダークリー』(英国SF協会賞)。1982年没。翌年、その功績を記念しアメリカのペーパーバックSF小説の年間最優秀作品を表彰する「フィリップ・K・ディック賞」が創設。