単行本

第三帝国のオーケストラ ―ベルリン・フィルとナチスの影―


困難な時代にフルトヴェングラーは何を追い求めていたのか

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が世界でもっとも有名なオーケストラの一つであることに、疑問はない。だが、ヒトラーがドイツ首相となった1933年、このオーケストラは経営的に厳しい状況に追い込まれていた。そのとき、指揮者フルトヴェングラーが援助を求めたのは、宣伝大臣ゲッベルスだった。こうしてベルリン・フィルは、「帝国オーケストラ」としてナチス・ドイツのプロパガンダの道具になっていく。

ナチ党への協力と対立、ユダヤ人団員問題、「帝国オーケストラ」としての演奏旅行。そして、音楽の理想と戦争の影の葛藤のなかでむかえたドイツ敗戦……。フルトヴェングラーとカラヤンの時代が過ぎ去ったいま、さまざまな原資料からナチス時代のベルリン・フィルを再現する。


いま、この本が存在するということは驚くべきことだ--そして、もっと前にこの種の本が出版されなかった、ということも。
--ヴォルフ・レペニース(元ベルリン学術研究所所長、社会学者)
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商品情報

著者
ミーシャ・アスター
訳者
松永 美穂 佐藤 英
刊行日
2009/12/18
種類
単行本
日本図書分類/Cコード
0073
判型
46判
ページ数
100
商品コード
0000114605
ISBN
9784152090256

著者紹介

  • ミーシャ・アスター