夢の正体──夜の旅を科学する
商品詳細
科学と文化の両面から夢と睡眠の秘密に迫るポピュラー・サイエンス。《ガーディアン》《CUT》ほかで年間ベストブック
夢はどのように働くのか? なぜ必要なのか? 何が得られるのか? 科学と文化の両面から夢と睡眠の秘密に迫る。
《ガーディアン》《カット》ほかでベストブックに選出&16言語に翻訳
近年盛んな睡眠研究から、フロイトとユングの夢分析、S・キングの『IT』、映画「インセプション」、村上春樹まで――科学と文化の両面から夢の正体に迫る
夢のなかで目覚め、その内容をコントロールできる明晰夢(めいせきむ)。映画「インセプション」でも描かれるこの鮮烈な夢をペルーでの発掘旅行中にはじめて体験した著者は、その不可思議な世界に魅せられ、夢の科学へと分け入っていく。
折しも夢と睡眠の研究は盛り上がりを見せていた。科学者たちは夢の役割に気づき始めている。それはでたらめな現象ではなく、私たちの学習を助け、精神的トラウマを克服するためにも必要なのだ。多くの専門家を訪ね、古今東西の文学や芸術をひもとき、また自身の体験を深めるなかで、心身の健康に不可欠なその機能、夢と創造性の密接なつながり、夢日記の効用、明晰夢を体験し、それを実生活に生かす方法などが明かされる。
私たちの夜の旅の意味と目的を解明し、目覚めている昼の生活をも豊かで健康にするユニークなポピュラー・サイエンス。
■著者紹介
アリス・ロブ Alice Robb
ジャーナリスト。オックスフォード大学卒業(考古学・人類学専攻)。《ニュー・リパブリック》のスタッフ・ライターをへて、《ワシントン・ポスト》や《エル》、《ニューヨーク》などで幅広く執筆。初の著書となる本書(2018年)は、《ヴォーグ》や《タイム》などのメディアで好評を博し、16言語に翻訳されている。
■訳者略歴
川添 節子(かわぞえ・せつこ)
翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業。主な訳書に、スミス『データは騙る』(早川書房刊)、ハーツ『あなたはなぜ「カリカリベーコンのにおい」に魅かれるのか』、アーチャー&ジョッカーズ『ベストセラーコード』、グリーソン・ホワイト『バランスシートで読みとく世界経済史』、シルバー『シグナル &ノイズ』など。
0005209917
この商品についてのレビュー