シルトの梯子
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現代SF界最高作家の文庫オリジナル長篇
2万年後の遠未来。量子グラフ理論の研究者キャスが〈ミモサ研究所(ステーション)〉で行った実験は、まったく新たな時空を生み出してしまう──それから数百年後、人類はその生存圏を浸蝕し拡大し続ける新たな時空の脅威に直面し、生存圏の譲渡派と防御派が対立していた。両派共有の観測拠点〈リンドラー〉号にて、譲渡派のチカヤは幼なじみのマリアマと再会し動揺する……深刻な対立と論争の果てに人類が見たものは!? 解説/前野昌弘
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