ブッカー国際賞受賞! ハヤカワ・プラス第三弾『カイロス』(早川書房)刊行記念トークイベント〔松永美穂さん×小林エリカさん〕開催決定
海外文学シリーズ「ハヤカワ・プラス」第三弾、2026年10月15日(木)より、全国11店舗にて先行販売開始!

早川書房が「現代文学の到達点」として年4回刊行する海外文学シリーズ「ハヤカワ・プラス」。第三弾は『カイロス』(ジェニー・エルペンベック/松永美穂訳)。本書は、2024年にブッカー国際賞を受賞しました。トーマス・マン賞など国内外の文学賞に輝くドイツの実力派著者エルペンベックによる新たな代表作です。
2026年10月28日(水)の一般販売に先立ち、10月15日(木)より全国11書店にて先行販売を開始します。先行販売店は以下の通りです。
先行販売店
〈北海道〉
三省堂書店 札幌店
〈関東〉
三省堂書店 神田神保町本店
丸善 丸の内本店
紀伊國屋書店 新宿本店
ジュンク堂書店 池袋本店
紀伊國屋書店 横浜店
〈中部〉
三省堂書店 名古屋本店
〈近畿〉
紀伊國屋書店 梅田本店
丸善 京都本店
ジュンク堂書店 三宮店
〈九州〉
丸善 博多店
また、10月24日(土)には三省堂書店神田神保町本店にて刊行記念イベントを開催します。本イベントでは、本書を翻訳した松永美穂さんと、作家の小林エリカさんがご登壇され、『カイロス』の魅力を語り合います。
松永美穂(まつなが みほ)
翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。著書に『世界中の翻訳者に愛される場所』(青土社)、『誤解でございます』(清流出版)他。訳書のベルンハルト・シュリンク『朗読者』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞受賞。その他の訳書にアグラヤ・ヴェテラニー『その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか』、マルレーン・ハウスホーファー『人殺しは夕方やってきた』(書肆侃々房)、ラフィク・シャミ『ぼくはただ、物語を書きたかった』(西村書店)、ヘルマン・ヘッセ『車輪の下で』(光文社)、他多数。

小林エリカ(こばやし えりか)
作家、アーティスト目に見えないもの、時間や歴史、家族や記憶、声や痕跡を手がかりに、入念なリサーチに基づく史実とフィクションを織り交ぜた作品を制作する。小説『女の子たち風船爆弾をつくる』(文藝春秋)で第78回毎日出版文化賞(文学・芸術部門)受賞。コミック『光の子ども』1~3(リトルモア)、訳書にインドのタラブックスのサンギータ・ヨギ『わたしは なれる』(green seed books)など。最新刊は『おこさま人生相談室』(柏書房)。arbaro books主宰。国内外でテキストと呼応するようなインスタレーションも手掛け、個展「Yの一生」(2025年、Yutaka Kikutake Gallery、東京)、グループ展「ニュー・ユートピア──わたしたちがつくる新しい生態系」(2025年、弘前れんが倉庫美術館、青森)他、第13回ベルリン・ビエンナーレ「the passing the fugitive on」にも参加している。

『カイロス』
ジェニー・エルペンベック/松永美穂 訳
定価:3,900円(10%税込)
発売日:2026年10月28日
判型:四六判並製
ISBN:9784152105639
■内容紹介
舞台は一九八六年の東ベルリン。十九歳の職業訓練生カタリーナと、妻子ある五十代の作家ハンスは、ある雨の日、バスの中で偶然に出会い、たちまち激しい恋に落ちる。けれども、形を変えるのが愛のさだめ。権力、嘘、芸術、執着――ハンスがカタリーナを精神的に支配し始めると、関係は危うい領域へと近づいていく。二人を引き寄せたのは、幸福な瞬間を司る神カイロスか、それとも――。
■著者紹介
ジェニー・エルペンベック
■訳者より
『カイロス』は、1986年の東ドイツで運命的な出会いを経験した男女の物語です。男性は作家で既婚者、女性は19歳の職業訓練生。二人の知らないところで、時代は東ドイツという国の終焉に向かって進みつつあります。激しい恋愛と並行して、二人は東ドイツの文化シーンのなかを歩きまわり……やがて大きな崩壊を経験します。あの出会い、あの時代は、いったい何だったのか。東ドイツ出身のエルペンベックは、ブッカー国際賞を受賞した本作のなかで、ドイツの近過去を仮借のない筆致でえぐり出し、互いに傷つけ合い愛し合う男女の業の深さを微細に描き出すことにも成功しています。
■本書への賛辞
ラストの衝撃は、部屋に投げ込まれた爆弾そのもの。何週間も頭から離れない。──ニール・ムカジー(作家)
愛と裏切りが織りなす、あまりに野心的な物語。──アイリッシュ・タイムズ
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