【3/ 2  (日)開催】ハヤカワ・コミックス『ソラリス』刊行記念 森泉岳土×小川公代トークイベント&サイン会

書籍

森泉岳土さんによるハヤカワ・コミックス版『ソラリス(上・下)』の刊行を記念して、上智大学の小川公代さんをゲストにお迎えし、トークイベントを開催いたします。

『ソラリス』は、20世紀を代表するSF作家スタニスワフ・レムの傑作小説であり、繰り返しオールタイムベストの1位に輝いてきた作品です。また、アンドレイ・タルコフスキー監督とスティーヴン・ソダーバーグ監督によってそれぞれ映画化され、多くの人々を魅了してきました。

森泉さんは、この小説が持つ複雑な世界観や哲学的テーマを、どのようにしてコミックとして表現したのか? また、その制作過程で直面した難しさとは? 今回は、『世界文学をケアで読み解く』で『ソラリス』を論じた小川公代先生をお招きし、お二人に存分に語っていただきます。

さらに、森泉さんがメアリー・シェリー『フランケンシュタイン』の大ファンであることから、最近刊行された小川先生の訳書『メアリ・シェリー:「フランケンシュタイン」から〈共感の共同体〉』にも話が及び、ゴシック文学についてのトークが繰り広げられるかもしれません。

※トークイベント終了後には、森泉岳土さんと小川公代さんによるサイン会も予定しております。ぜひこの機会にご参加ください!

【開催概要】
■日時
2025年3月2日 (日) 13:00〜14:30(開場 12:30〜)

■場所
青山ブックセンター本店 大教室
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山ガーデンフロア (B2F)

■チケット
青山ブックセンター本店のホームページよりお申込みください。
1,650円(税込)
https://aoyamabc.jp/products/3-2solarisevent

■定員
100名

【登壇者】

森泉 岳土(もりいずみ たけひと)
マンガ家。1975年、東京生まれ。2010年、月刊コミックビーム9月号に「森のマリー」が掲載されデビュー。主な作品に『カフカの「城」他三篇』(河出書房新社)、『報いは報い、罰は罰』(KADOKAWA)、『セリー』(KADOKAWA)、『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』(河出書房新社)、『爪のようなもの・最後のフェリー その他の短篇』(小学館)、『アスリープ』(青土社)、『仄世界』(青土社)、『佐々々奈々の究明』(小学館)。著書に、義父の大林宣彦監督との日々を綴った『ぼくの大林宣彦クロニクル』(光文社)がある。

小川 公代(おがわ きみよ)
1972年、和歌山生まれ。専門は、ロマン主義文学、および医学史。著書に、『翔ぶ女たち』『ケアの倫理とエンパワメント』『ケアする惑星』(いずれも講談社)、『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)、『ゴシックと身体 ──想像力と解放の英文学』(松柏社)『感受性とジェンダー──〈共感〉の文化と近現代ヨーロッパ』(共編、水声社)、『ジェイン・ オースティン研究の今』(共著、彩流社)、訳書に、サンダー・L・ギルマン『肥満男子の身体表象』(共訳、 法政大学出版局)、『メアリ・シェリー:「フランケンシュタイン」から〈共感の共同体〉』(白水社)などがある。
撮影:嶋田礼奈

 

『ソラリス』スタニスワフ・レム(原作)
森泉岳土(マンガ)


ハヤコミ(ハヤカワ・コミックス)
『ソラリス 上』(ISBN9784152103994、本体価格1,800円)
『ソラリス 下』(ISBN9784152104007、本体価格1,800円)
2025年1月22日発売

SF小説のオールタイムベストを完全コミック化!
ソラリス――この静謐なる惑星は意思を持った海に表面を覆われていた。心理学者ケルヴィンは、惑星の謎を解明するべく派遣されたのだが……。人間を超える知性とのコンタクトは可能なのか? 連載中から絶賛の声続々! 人気作家がオールタイムベストのSF傑作古典を余すことなくコミック化。