ハヤカワ新書12月刊ラインナップ紹介『チョコレートと日本人』市川歩美、『スポーツは人生に必要ですか』森林貴彦・為末大、『家が買えない』牧野知弘【予約受付中】
創刊2年目、ハヤカワ新書の最新刊は、2024年12月18日(水)発売予定です。
【内容紹介】日本人はなぜチョコレートに陶酔するのか? そしてチョコレートを取り巻く「甘くない」現実とは?
世界に類を見ない独自の盛り上がりを見せる日本のチョコレートシーン。1日1億円以上を売り上げる百貨店のバレンタイン催事、チョコレートと結びついたバレンタインデー、生チョコや高級チョコレートブーム、ビーントゥーバーの台頭までをたどり、カカオが抱える世界的な問題に眼を向ける日本のチョコレート業界にも迫ります。日本のチョコレートが歩んできた道をたどり、未来へ繋ぐ一冊。
【著者略歴】
市川歩美(いちかわ・あゆみ)
チョコレートジャーナリスト® /ジャーナリスト
大学卒業後、放送局に入社し、長年ディレクターとして番組企画・制作に携わる。現在はチョコレートを主なテーマとするジャーナリストとして、日本国内、カカオ生産地をはじめ各国を取材。商品情報にとどまらず、チョコレートの歴史、文化、社会的な側面を踏まえ、多数のメディアで情報を発信している。チョコレートの魅力を広く伝えるコーディネーターとしても活動。広く食に関わるテーマでも取材執筆、商品監修や開発にかかわるコンサルティングも行う。
②『スポーツは人生に必要ですか』森林貴彦・為末大
【内容紹介】組織(マネジメント)の視点×個(プレーヤー)の視点 深く熱い対談!
「勝敗は一瞬のことですが、我々は一生のことを見据えていかねばなりません」(森林)。「何を正しいとするかを自分で決めるということ。そこまでスポーツ教育で培うことができれば、本当に大きな価値があると思います」(為末)。深い思考がほとばしる名対談。
【著者略歴】
森林貴彦(もりばやし・たかひこ)
1973年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。大学時代は母校慶應義塾高校野球部で学生コーチを務める。3年間のNTT 勤務を経て、筑波大学大学院コーチング論研究室に在籍し教員免許(保健体育)と修士号(体育学)を取得。2002年より慶應義塾幼稚舎教諭として担任を務めるかたわら、母校の野球部でコーチ・助監督を歴任し、2015 年監督就任。2023年夏の甲子園で107 年ぶりの全国優勝を果たす。著書に『Thinking Baseball』がある。
為末 大(ためすえ・だい)
1978 年広島県生まれ。男子400m ハードル日本記録保持者(2024年11月現在)。三度の五輪出場を果たし、世界陸上のスプリント種目で日本人として初のメダルを獲得。引退後、株式会社Deportare Partnersを創業。人間理解のためのプラットフォーム「為末大学」の学長、アジアのアスリートを育成・支援する一般社団法人アスリートソサエティの代表理事を務める。著書に『熟達論』、『ことば、身体、学び』(今井むつみ氏との共著)、『諦める力』など多数。
③『家が買えない 高額化する住まい 商品化する暮らし』牧野知弘
【内容紹介】私たちはどこに住むべきか? 歪みゆく不動産市況に対する処方箋
空き家問題が深刻化する一方で、なぜ令和バブルとも囁かれる不動産価格の高騰は起こっているのか。住宅の金融資産化、都心居住への偏重、ビジネス論理による高層マンション乱立……庶民から離れた狂奔に警鐘を鳴らし、これからの街と住まいの在り方を伝える。
【著者略歴】
牧野知弘(まきの・ともひろ)
東京大学経済学部卒業。ボストンコンサルティンググループ、三井不動産などを経て、日本コマーシャル投資法人執行役員としてJ-REIT(不動産投資信託)市場上場を経験後、2009年に独立。現在はオラガ総研代表取締役として不動産プロデュース事業を展開するほか、全国渡り鳥生活倶楽部を設立し、代表取締役を兼務。著書に『負動産地獄』(文春新書)、『不動産の未来』(朝日新書)、『なぜマンションは高騰しているのか』(祥伝社新書)など多数。