12歳のロボット ぼくとエマの希望の旅
商品詳細
12歳のロボットと少女の冒険を描く児童書。アカデミー賞受賞スタッフによる映画化が決定!
――その時、あんたはいなかったんだし、あたしもいなかったんだから
――きみのいう通りだ。僕らはまだ12才だしね
――そうだよ。あたしたちは、大人の残したひどい世界を押し付けられた、ただの二人の子どもなんだから (本文より)
ロボットによって人間が排除されて30年経った未来。12歳のロボットXR_935にとって、この世界には何の問題もない。人間がいなければ、戦争も公害も犯罪もない。ロボットは人間と違って、環境を大事にし、地球と残された生物全てを守っている。そしてロボット社会のメンバー全員に目的がある。すべてがスムーズかつ効率的に進む。XRがありえないものを発見するまで…。いるはずがない人間の少女エマに出会うその日まで。エマも12歳。これまでロボットたちから身を隠した地下バンカーで過ごしていた。そこからある使命を背負い地上に出た彼女は、初めて見た世界に驚く。そこはロボットに支配された自然豊かな世界だった。
0005210025
この商品についてのレビュー