存在感のある人──アーサー・ミラー短篇小説集
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演劇界の巨匠による短篇小説集!
ピュリッツァー賞作家、円熟の短篇小説集!
異性へのあこがれ、外国での出会い、夫婦の倦怠期、老いへの焦り―― 『セールスマンの死』の巨匠が人生の忘れがたい出来事を切り取る円熟の6篇
海岸で奇妙なカップルを目撃した男の脳裏に、
若かりし日々が蘇る――(「存在感のある人」)。
ヒットラーに気に入られたユダヤ人のタップダンサーは、
ドイツからの逃亡を企てるが……(「パフォーマンス」)。
才能に行き詰まりを感じる作家は、
起死回生の奇策を思いつき見知らぬ女を呼ぶ(「裸の原稿」)。
『セールスマンの死』で世界的に名高いピュリッツァー賞作家による珠玉の短篇小説集。
著者紹介
アーサー・ミラー
1915年ニューヨークに生まれる。ミシガン大学で演劇を学び、在学中からラジオ・ドラマの脚本を執筆。1944年『幸運な男』でブロードウェイ・デビュー。1947年『みんな我が子』で注目を集める。『セールスマンの死』(1949年)は、エリア・カザン演出で、トニー賞、ピュリッツァー賞を受賞。『荒馬と女』など映画脚本、小説や評論と幅広く活躍した。1965〜69年、国際ペンクラブ会長を務めた。私生活では女優のマリリン・モンローと結婚していたことでも知られる。2005年2月没。
訳者紹介
上岡伸雄
学習院大学教授 著書『テロと文学』, 訳書『コズモポリス』ドン・デリーロ, 『情事の終り』グレアム・グリーン, 『さあ、見張りを立てよ』ハーパー・リー(早川書房刊), 共訳『われらが背きし者』ジョン・ル・カレ, 『ベスト・ストーリーズ3』(早川書房刊)他多数
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