ローバー、火星を駆ける──僕らがスピリットとオポチュニティに託した夢
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2003年6月、7月と続けて打ち上げられ、翌年1月に火星に無事着陸した2台の火星探査車(ローバー)、「スピリット」と「オポチュニティ」。マーズ・パスファインダー以来、NASAが7年ぶりに送り込んだローバーは、かつての火星に大量の水が存在した証拠を見つけ、生命を養える可能性を持つ環境だったことを明らかにした。しかも、90ソル(火星日)の目標稼動期間を大幅に越えて、火星を駆けめぐることになったのだ。
しかし、そこまでの道のりは、けっして楽なものではなかった。ミッションにゴーサインがでてからも、先行する火星探査ミッションの失敗や火星からの隕石に生物の痕跡が発見されたという思いがけないニュースに翻弄され、打ち上げまでは予算とスケジュールと重量オーバーとのぎりぎりの闘いになり、土壇場になってからも装置のトラブルが続発する。ようやく火星に到着してからも、ローバーの1台との通信が一時とぎれてしまう……。
ミッションの研究代表者を務めたコーネル大学教授スティーヴ・スクワイヤーズが、火星への熱い想いを語り、壮大な火星探査プロジェクトを実現するまでの緊迫のドラマを再現。未知の世界を拓いていく現場の夢と興奮を伝える感動のサイエンス・ドキュメンタリー。
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