重力の再発見──アインシュタインの相対論を超えて
商品詳細
アインシュタインの一般相対論は、われわれの宇宙観を一新させた。これまで何度も検証されてきたこの理論だが、銀河や銀河団の力学へと適用範囲が広がるうちに矛盾を示す観測結果が得られるようになった。つじつまをあわせるダークマターやダークエネルギーの存在が仮定されたものの、多くの努力にもかかわらず、その正体はいまだ明かされていない。ダークマターはなぜ見つからないのか、じつはアインシュタインは間違っており、修正された新たな重力理論が必要なのでは……。重力理論研究の権威が、パラダイムシフトの瀬戸際に立つ最新宇宙論を語る。
著者紹介
ジョン・W・モファット John W. Moffat
1932年デンマーク生まれ。トロント大学の物理学の名誉教授で、現在もカナダのペリメーター理論物理学研究所で重力理論の研究を続けている。画家を目指していた青年時代に数学と物理学を独学で勉強しはじめ、晩年のアインシュタインと交流をもったという。その後、ケンブリッジ大学トリニティーカレッジで、宇宙論の大家でSF作家でもあるフレッド・ホイルやノーベル賞受賞者のアブドゥス・サラムの指導を受けて博士号を取得するという、一風変わった研究人生のスタートを切っている。
0000113748
この商品についてのレビュー