やわらかな遺伝子
商品詳細
池田清彦氏(早稲田大学教授)推薦!
「重要なのは遺伝子そのものより遺伝子を働かせるシステムである。
〈氏か育ちか〉論争の無効性を、広く知らしめた名著」
ゲノム解析が進むにつれ、明らかになってきた遺伝子のはたらき。それは身体や脳を作る命令を出すが、環境に反応してスイッチをオン/オフし、すぐに作ったものを改造しはじめる柔軟な装置だった。遺伝子は何かを制約するものではなく、可能にするものだったのだ。私たちを形成するのは「生まれか育ちか」――長年の論争に、最新及び過去の膨大な研究データを用いてまったく新しい考え方を示した世界的ベストセラー。
●著者紹介
マット・リドレー Matt Ridley
サイエンス・ライター。1958年、英国ノーサンバーランド生まれ。オックスフォード大学モードリン・カレッジを首席で卒業後、同大で博士号(動物学)を取得。その後《エコノミスト》誌の科学記者を経て、英国国際生命センター所長、コールド・スプリング・ハーバー研究所客員教授を歴任。英国王立文芸協会フェロー、オックスフォード大学モードリン・カレッジ名誉フェロー。 リチャード・ドーキンスらと並ぶ科学啓蒙家として世界的に著名で、その著作は30カ国語に翻訳されている。本書により全米科学アカデミー図書賞を受賞。他の著作に『繁栄:明日を切り拓くための人類10万年史』(早川書房刊)、『赤の女王:性とヒトの進化』、『徳の起源:他人をおもいやる遺伝子』、『ゲノムが語る23の物語』など。 090412
この商品についてのレビュー