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トライ・ザ・ガールについてつぶやく
すべて当代一流の翻訳者による新訳で、チャンドラーの全中短篇を発表年代順に収録する画期的全集の第2巻。本書には1936年から37年にかけて発表された7篇を収録する。『さらば愛しき女よ』の原型となった表題作と「犬が好きだった男」、『大いなる眠り』に組み入れられた「カーテン」を長篇版と比較するのも一興だろう。また、のちに主人公がフィリップ・マーロウに変更された「金魚」も見逃せない。巻末エッセイ/馬場康夫 040708