赤の女王 性とヒトの進化
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人間はいかに進化してきたか
「同じ場所にとどまるためには全力で走り続けなければならない」(キャロル『鏡の国のアリス』に登場する赤の女王の言葉)。生物の種も、生き残るためには常に環境の変化に対応し進化し続けなければならない。そもそも人間にはなぜ性が存在するのか。普遍的な「人間の本性(ヒューマン・ネイチャー)」なるものはあるのか。それは男女間で異なるのか。科学啓蒙家リドレーが、進化生物学に基づいて性の起源と進化の謎に迫る。
「『性』は進化問題の女王である。
有性生殖はコスト的に不利であるにもかかわらず
なぜ地球上に広まったのか?
『性』の意味を進化的・社会的に考察する」
――大隅典子氏(東北大学大学院医学系研究科教授)推薦!
著者 マット・リドレー
サイエンス・ライター。1958年、英国ノーサンバーランド生まれ。オックスフォード大学モードリン・カレッジを首席で卒業後、同大で博士号(動物学)を取得。その後《エコノミスト》誌の科学記者を経て、英国国際生命センター所長、コールド・スプリング・ハーバー研究所客員教授を歴任。英国王立文芸協会フェロー、オックスフォード大学モードリン・カレッジ名誉フェロー。 リチャード・ドーキンスらと並ぶ科学啓蒙家として世界的に著名で、その著作は30カ国語に翻訳されている。他の著作に『繁栄――明日を切り拓くための人類10万年史』、『やわらかな遺伝子』(以上ハヤカワ・ノンフクション文庫)、『徳の起源――他人をおもいやる遺伝子』、『ゲノムが語る23の物語』など。
090418
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