『SFが読みたい! 2025年版』に関する訂正とお詫び
『SFが読みたい! 2025年版』にて、編集部のミスによる掲載漏れ・誤植がございました。
■天野護堂氏の回答が国内篇・海外篇ともに掲載されておりませんでした。以下、天野氏の回答とコメント全文を掲載します。
【国内作品】
①荻堂顕『不夜島(ナイトランド)』
②松樹凛『射手座の香る夏』
③武内涼『あらごと、わごと』二部作
④門田充宏『ウィンズテイル・テイルズ』二部作
⑤冲方丁『マルドゥック・アノニマス9』
【国内篇コメント】
何時も素晴らしい作品を発表して下さる作家の皆様ありがとうございます。他に気になった作品として、冬馬倫『宮廷医の娘8』、中村啓『SCIS最先端科学犯罪捜査班SSⅡ』、『少女小説とSF』がありました。来年も素晴らしい作品に出会いたいです。
【海外作品】
①P・ジェリ・クラーク『精霊を統べる者』
②ジャック・キャンベル『彷徨える艦隊13 戦艦ウォースパイト』
③立原透耶編訳『宇宙の果ての本屋 現代中華SF傑作選』
④ジリアン・マカリスター『ロング・プレイス、ロング・タイム』
⑤ナオミ・ノヴィク『テメレア戦記8 暴君の血』
【海外篇コメント】
素晴らしい作品を翻訳していただいている翻訳者の皆様に感謝致します。他に気になった作品として、『マッド・アダム』『呪いを解く者』『生贄の門』『奇妙な絵』『ロボットの夢の都市』『魂に秩序を』『ズィーラーン国伝』『システム・クラッシュ』『死のエデュケーションLesson3闇の礎』がありました。来年も素晴らしい作品に出会いたいです。
■難波弘之氏の海外篇コメントが別の回答者のものに差しかわっていました。以下、難波氏のコメント全文を掲載します。
【海外篇コメント】今年は海外作品になかなか手が延びなくて、既に紹介されている作品の新訳か、多彩で目移りのした日本の作品ばかり読んでしまいました。
編集体制を見直し、今後の再発防止に努めます。 天野護堂氏、難波弘之氏ならびに関係者のみなさまに深くお詫び申し上げます。
【2025年3月11日追記】
■岡田靖史氏の回答が国内篇・海外篇ともに掲載されておりませんでした。以下、岡田氏の回答とコメント全文を掲載します。
【国内作品】
①藤井太洋『マン・カインド』
②小川哲『スメラミシング』
③高野史緒『ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅』
④宮西建礼『銀河風帆走』
⑤春暮康一『一億年のテレスコープ』
【国内篇コメント】
①はリアルタイム進行中の科学/テクノロジーの進歩とそのさらに延長にある未知数な部分とのバランスが絶妙。以下はどれも短篇集、あるいは連作集の類いになるがどれもバランスがよかった。逆に『感傷ファンタスマゴリィ』は全体のバランスが惜しく選外。ほかに今年も楽しませてもらえた作品はとして『わたしは孤独な星のように』『知能侵蝕(1-4)』『奏で手のヌフレツン』『射手座の香る夏』など。そして笑いをこらえられずに読めたのは『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』『山手線が転生して加速器になりました。』。あと感慨深かったのが『サイボーグ009トリビュート』。
【海外作品】
①セコイア・ナガマツ『闇の中をどこまで高く』
②ケリー・リンク『白猫、黒犬』
③立原透耶編訳『宇宙の果ての本屋 現代中華SF傑作選』
④劉慈欣『白亜紀往事』
⑤アーシュラ・K・ル・グィン『赦しへの四つの道』
【海外篇コメント】
宇宙だとか物理だとかがもともと好きな自分としては今年は物語を重視した選びになった気がする。どれも読むのが楽しいと思わせるSF(ここ大事)だった。ほかにも好きなシリーズである『メアリ・ジキルと囚われのシャーロック・ホームズ』や『システム・クラッシュ』、時間モノの『ロング・プレイス、ロング・タイム』それに『デシベル・ジョーンズの銀河(スペース)オペラ』も。レム全集『捜査・浴槽で発見された手記』やステープルドン『最後にして最初の人類』がまた読みやすくなったのもいいし、マキャフリー『歌う船 [完全版]』もうれしい刊行だった。
編集体制を見直し、今後の再発防止に努めます。岡田靖史氏ならびに関係者のみなさまに深くお詫び申し上げます。
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