お知らせいよいよ明日から! 映画《T2 トレインスポッティング》公開!! (2017/04/07) 90年代ポップ・カルチャーの代名詞である映画《トレインスポッティング》。その続篇の映画《T2 トレインスポッティング》が明日、2017年4月8日より公開されます。
本作の原作小説は、『T2トレインスポッティング』と『トレインスポッティング』(ともにハヤカワ文庫)。 『トレインスポッティング』シリーズの魅力は、疾走感あふれる展開と勢いのあるセリフです。よりスピーディーであることを選んだ映画にくらべ、小説では個々のエピソードや心理描写の深みを楽しめます。さらに、映画《T2 トレインスポッティング》には、原作を手に取りたくなるような粋な仕掛けがあるのですが、それは観て読んでのお楽しみ! アーヴィン・ウェルシュ著 池田真紀子訳 『T2 トレインスポッティング〔上・下〕』 ハヤカワ文庫NV/本体価格 各920円(+税) アーヴィン・ウェルシュ著 池田真紀子訳 『トレインスポッティング』 ハヤカワ文庫NV/本体価格 1200円(+税) ◆小説『T2 トレインスポッティング』あらすじ マーク・レントンが仲間の大金を持ち逃げした事件から9年後――。 ロンドンでくすぶっていたシック・ボーイは伯母からパブを譲り受け、スコットランドのリースへと戻ってきた。レントンはアムステルダムでひっそりとクラブの経営者におさまっている。殺人罪で服役中のベグビーは出所時期が近づき、レントンへの復讐に燃えていた。スパッドは相変わらず……。 そんなヤツらが久しぶりにリースに再集結、新たな企みを練って一攫千金をねらう! ルールも倫理もクソ食らえ、退屈な生活をぶち壊すため、今日も奴らはストリートを駆け回る! ◆映画情報 邦題:《T2トレインスポッティング》(原題:T2:Trainspotting) 監督:ダニー・ボイル 出演:ユアン・マクレガー、ジョニー・リー・ミラー、 ロバート・カーライル、ユエン・ブレムナー 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 日本公開:4月8日(土)より丸の内ピカデリーほかにてロードショー 映画公式サイト:http://www.t2trainspotting.jp/ 原作:『T2 トレインスポッティング』、『トレインスポッティング』(ともにハヤカワ文庫) ◆『トレインスポッティング』シリーズについて 1980年代後半、不況にあえぐスコットランド。20代前半の青年レントン、シック・ボーイ、ベグビー、スパッドには仕事も希望もなく、冴えない毎日を送っていた。そんな退屈をぶち壊す刺激を求めて、ヘロインに暴力、セックスに明け暮れる若者たちを描いたのが、アーヴィン・ウェルシュのデビュー作である『トレインスポッティング』。 1993年に発表された本作は、イギリスで最も権威ある文学賞のブッカー賞にノミネートされ、瞬く間に注目を集めます。そして96年、ダニー・ボイル監督、ユアン・マクレガー主演で映画化され、世界中でメガ・ヒット、社会現象まで引き起こしました。原作の小説も、イギリスの有名な書店から「20世紀を代表する10冊」に選ばれました。 その『トレインスポッティング』刊行から9年後の2002年、満を持して続篇『ポルノ』(今回、映画公開に合わせ『T2トレインスポッティング』と改題)を発表。 『T2』が描くのは、前作の最後に選んだ未来を生きる登場人物たち。30代半ばに差し掛かり、もはや若者の刹那的な生き方もできなくなったが、モノ分かりのよい大人になることもなく、相変わらず疾走していく姿を書き尽くします。 前作のファンをはじめ、「サンデー・タイムズ」「オブザーバー」など有力紙誌からも高い評価をうけ、イギリスでは25万部を超えるベストセラーになりました。 |