日本‐喪失と再起の物語 下──黒船、敗戦、そして3・11
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Brexit、トランプ、そしてアベノミクスの行方を占う最新著者あとがきを加筆。
この国の再起の行方は――。激動の国際情勢を論じる「文庫版あとがき」収録。
「幕末から東日本大震災まで、喪失と再起の歴史を分析し、将来への指針となる稀有な日本史」
――緒方貞子(元国連難民高等弁務官、元国際協力機構理事長)
「当代きってのアジア通ジャーナリストが、鮮やかな筆致で『失われた20年』を描き出す斬新な書」
――船橋洋一(日本再建イニシアティブ 理事長)
「著者が示した知識と良識は、私がこれまで読んだどんな本よりも、日本が経験してきた変化を理解するのを助けてくれた」
――ドナルド・キーン(コロンビア大学名誉教授)
「日本は変化しているのか、何も変わっていないのか、著者は、ディテールを積み重ねることで、真実を暴く」
――村上 龍(作家)
大震災の悲劇をへて、たくましく復興へと向かう岩手・宮城・福島の人々、少子高齢化社会で新たな生き方を模索する若者や女性、課題山積の近隣外交、生き残りを図る日本企業とアベノミクスの成否、そして混迷の時代のこの国の行方は? 広範な取材とフェア
な視点で、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」でも「衰退必至」でもない多面的な実像を浮き彫りにする。下巻には激動の国際情勢を踏まえた「文庫版あとがき」を新たに収録
■著者:デイヴィッド・ピリング David Pilling
《フィナンシャル・タイムズ》紙(FT)のアフリカ編集長。2002年1月から08年8月まで同紙の東京支局長を務める。ケンブリッジ大学卒業。1990年よりFT紙記者。チリ、アルゼンチン特派員、製薬・バイオ関連産業担当、東京支局長、アジア編集長などをへて現
職。アジアに関するコラムで、The Society of Publishers in Asia Award、英Editorial Intelligence Comment Awardなど受賞歴多数。本書は2014年に英語版と邦訳版が刊行され、《ニューヨーク・タイムズ》、《エコノミスト》、《読売新聞》など、各国のメデ
ィアで絶賛された。
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