村上春樹の翻訳による『ロング・グッドバイ』がついに3月8日発売となる。
現代日本を代表する作家によるほぼ半世紀ぶりの新訳は、必ずや大きな反響を呼ぶことだろう。
そこで本号では、その冒頭3章を先行掲載するとともに、各界のチャンドラリアンのエッセイや資料、短篇の新訳などをとおして、新たな時代のチャンドラーの愉しみかたを提案いたします。
〈『ロング・グッドバイ』刊行直前 〉
〈先行掲載冒頭3章〉
「ロング・グッドバイ」
レイモンド・チャンドラー●村上春樹=訳
〈エッセイ〉
「準古典小説としての『ロング・グッドバイ』」
村上春樹
〈エッセイ/マイ・ベスト・チャンドラー〉
「内面の弱さを露呈した『プレイバック』」
池上冬樹
「空前絶後」
原リョウ
「寂しがれることに誠実な作家」
松坂健
「三枚のDVDとチャンドラー」
向井万起男
「チャンドラーという存在の大きさ」
森英俊
「昔の落とし物」
山野辺進
〈エッセイ/チャンドラーの新たな愉しみ〉
「マーロウと白洲次郎――レイモンド・チャンドラーに学ぶダンディズム」
馬場啓一
「チャンドラーにはジャズが似合う」
吉村浩二
〈短篇新訳〉
「待っている」
レイモンド・チャンドラー●田口俊樹=訳
「ヌーン街で拾ったもの」
レイモンド・チャンドラー●三川基好=訳
〈資料篇〉
「レイモンド・チャンドラーの映像世界、その光と翳」
小山正
「人生の大切なことはチャンドラーに学ぶ――チャンドラー名言集」
「レイモンド・チャンドラー年譜・著作リスト」
〈チャンドラー・イラスト名場面〉
『ロング・グッドバイ』
佐々木悟郎
『大いなる眠り』
渡辺伸綱
『さらば愛しき女よ』
茂本ヒデキチ
〈解説〉
「エディターズ・ノート」
〈長篇連載/第1回〉
「藤村巴里日記」
池井戸潤
〈連載/日本人作家インタヴュー〉
ミステリアス・ジャム・セッション=第71回
「桜庭一樹」
インタヴュー&文●村上貴史 |