第二次大戦期のヨーロッパを想起させる異世界の幼女にして魔導士官のターニャ・デグレチャフ。彼女に転生したのは現代日本のエリートサラリーマンだった……という特異極まりない設定と詳細な軍事＆政治描写で話題を攫った『幼女戦記』の著者カルロ・ゼンによる、書き下ろし新シリーズがスタートします。タイトルは『ヤキトリ１　一銭五厘の軌道降下』。ハヤカワ文庫JAより8月7日発売です。イラストは、屈指の人気を誇るダークファンタジー『オーバーロード』のso-binが手掛けます。

『ヤキトリ』の物語は、地球人類が国籍の区別なく、全員が〈商連〉と呼ばれる異星の民の隷属階級に落とされた未来世界でスタート。決められた境遇から抜け出すため、使い捨ての惑星軌道降下歩兵、通称〈ヤキトリ〉に志願した主人公のアキラたちは、訓練の地である火星で想像を絶する戦場の現実に直面します。

現在発売中のSFマガジン2017年8月号では、小説の冒頭部分を特別公開しています。8月7日の発売まで待てない方は、そちらも是非チェックしてください。