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話題沸騰! 人気作家激賞の大傑作ミステリ『熊と踊れ』発売中 (2016/09/09)
発売前から話題を集めていた傑作ミステリ&エンタメ小説『熊と踊れ』上下(ルースルンド&トゥンベリ、ヘレンハルメ美穂・羽根由訳)が刊行されました。
物語の舞台はスウェーデン。レオ、フェリックス、ヴィンセントの三人の兄弟は、幼なじみのヤスペルと手を組み、密かに軍の倉庫から大量の銃器を盗み出すことに成功します。
その目的とは前代未聞の強盗計画を実行すること。巧みな策略で次々と銀行を襲撃するレオたちでしたが、彼らの前には暴力を強く憎むヨン・ブロンクス警部が立ちふさがります。
果たして勝つのは兄弟か、警察か。そして兄弟たちの秘められた過去とは――?
暴力、犯罪、そして「家族」を怒涛の筆力で描き切った、ハヤカワ・ミステリ文庫創刊40周年記念作品です。
著者のアンデシュ・ルースルンドは、世界的な北欧ミステリ・ムーブメントの中心人物の一人。
代表作の『三秒間の死角』はスティーヴン・キングやフェルディナント・フォン・シーラッハらを抑えて第二回翻訳ミステリー読者賞を勝ち取るなど、日本でも高い評価を得ました。
大ヒット作を連発する脚本家ステファン・トゥンベリとタッグを組んで挑んだ本書は、北欧ミステリの新たな金字塔ともいうべき必読の名作に仕上がっています。
『熊と踊れ』刊行にあたり、『流』で第153回直木賞を受賞した東山彰良氏と、『戦場のコックたち』で昨年ミステリ・ランキング上位を席巻した深緑野分氏の、人気作家お二人からコメントをいただきました。ご紹介いたします!
「父と子、現在と過去が暴力に絡め取られてゆく。この物語と絆はリアルだ!」――東山彰良
「筋立て自体はシンプルだが、底はどこまでも深い。すさまじい傑作です!」――深緑野分
ルースルンドの大ファンである深緑さんには本書に熱い解説文もお寄せいただいております。
ハヤカワ・ミステリ文庫が今年最大級の自信をもって刊行する『熊と踊れ』。ぜひお読み逃しなく!