ホーム >
お知らせリスト >人気声優・池澤春菜の信じがたい日常と非日常をつづったエッセイ集『SFのSは、ステキのS』
お知らせ
人気声優・池澤春菜の信じがたい日常と非日常をつづったエッセイ集『SFのSは、ステキのS』 (2016/05/23)
声優にして歌手にして驚異の読書家にしてディープなモデラー&ゲーマーにして何と美女、とどめにSFファン。この人は実在します! 名前を池澤春菜さんといいます。
この池澤さんが、SFマガジンに現在連載中の、もちろん池澤さんの趣味全開の偏向エッセイが、このたび本になりました。
まずはご本人のごあいさつを本文から。
----------------------------------------------------------
皆様こんにちは、もしくは初めまして。
池澤春菜と申します。
アニメの声や、歌や、テレビに出たりして糊口をしのいでおりますが、その実態は一介のSF好き。でも、本当にただ好きなだけで、特に物語るべき深い内容も、ご披露できる知識もないから、と暗がりでこっそりSFを隠れ読む日々。
そんな私がまさかSFの本丸、大伽藍、万魔殿とも言うべきSFマガジンに文を寄せる日が来ようとは(嘘つけ、無理矢理ページもぎ取っていったくせに、という声が早川書房の方から……あ〜あ〜キコエナ〜イ)。
しかもイラストを描いてくださるのはcocoさん。あ、私、『今日の早川さん』のドラマCDで早川さんをやらせていただいております。こちら、大変おすすめ。
タイトル通り、素敵なSFの話、そして宇宙の片隅で細々と生きている素敵でないSF者の日々を少しだけ、お届けいたします。
----------------------------------------------------------
文中のcocoさんというのは、『今日の早川さん』という本オタク女子のマンガを描いているかたで、今回の連載エッセイには、挿絵4コママンガを描いていただいており、そのマンガも書籍には全部収録しています。
そのあとの「ドラマCD」というのは、『今日の早川さん』が音声ドラマ化されたCDのことで、その声優を池澤さんが演じたというわけです。
こういった、SFファン以外にはわかりにく用語については、500項目におよぶ用語解説を書き下ろしていますので、オタク知識のない人でもご安心してお読みいただけます。
カバーは、写真集『トーキョー・フューチャー・クラシック』が話題の、フォトグラファー・Julie Wataiさんが、池澤さんを撮影し、みずからサイバーな加工をほどこした作品を、デザイナー・川名潤さんがポップに仕上げた豪華仕様。
大森望さんの、月報みたいに挟み込まれた解説も要チェックです!
最後になりましたが、池澤さんの御父上であります、池澤夏樹さんからご推薦の言葉をいただきましたので、ここに記したいと思います。
「こんな風に育てたつもりはないが、SF界の彼方にワープして去った娘の後ろ姿を電波望遠鏡で見る今日このごろ。」