カズオ・イシグロ『浮世の画家』NHKドラマ化決定!  
昨年10月のノーベル文学賞受賞から1年、カズオ・イシグロ作品の受賞後初映像化が決定しました。作品は日本を舞台にした著者の出世作『浮世の画家』。NHK制作の本ドラマ(89分。全1回)は、主演に渡辺謙、脚本に藤本有紀(NHK連続テレビ小説『ちりとてちん』、NHK大河ドラマ『平清盛』他)を迎えた豪華布陣。2019年3月にNHK・BS/8Kおよび総合にて放送予定です。

NHKからのリリース http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/305519.html

また、カズオ・イシグロからは以下のコメントが届いています。

「このたび『浮世の画家』がNHKの制作でドラマ化されることとなり、大変喜ばしく思います。渡辺謙さんほど主役にふさわしい役者はいないでしょう。もう何年も前から大好きな役者です。このすばらしい俳優が主役を引き受けてくれたことは思いがけない幸運です。
 私がこの物語を書いたのはずいぶん前、1980年代半ばになりますが、自分が生まれる直前の時代における日本での生き方を想像して綴ったものです。当時、まだ若かった私は自らに問いかけました。仮に祖父母の時代に生まれ、20世紀前半の目まぐるしく変化する激動の日本で、戦争のトラウマに耐えながら生きたなら、私はどのように感じ、どのような選択をしただろうと。
 そしてそれと同時に、小津安二郎や成瀬巳喜男といった私が敬愛する1950年代の日本映画のような、穏やかな家族ドラマを描いてみたいという思いもありました。
 先駆的な8Kフォーマットによる撮影、そして世界的な名優が主演する本作が、今日ではすっかり変わった日本の視聴者を魅了することに大きな期待を寄せています」

詳しい放送日やキャストなどの続報は改めてお知らせいたします。

 
 
日付 : 2018/09/19 照会 : 2663
 
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