カズオ・イシグロが旭日重光章を受章  
平成30年4月29日付けで発令されました、平成30年春の外国人叙勲にて、「日本・英国間の文化交流及び相互理解の促進並びに英国における対日理解の促進に寄与」したとして、カズオ・イシグロが旭日重光章を受章しました。

受章にあたり、カズオ・イシグロよりコメントが届きました。

Date: 29th April 2018-04-29
Subject: On receiving The Order of the Rising Sun, Gold and Silver Star. 
I’m deeply moved to receive this honour from the country of my birth. 
As a small boy growing up in the West, I always worried because the bridge joining the cultures of Japan and Britain appeared so fragile. 
Today that bridge has become massive and strong, and I’m hugely proud if, as this decoration implies, I have myself helped, even in a small way, to make it so.

Kazuo Ishiguro

旭日重光章 受勲に際して
生を受けた国日本からこのような勲章をいただき、身に余る光栄です。
西洋で育った少年時代、私は日本と英国の文化的関係の脆さを常々憂慮していました。
今日、両国の関係は強固で揺るがぬものとなっています。私の貢献が多少なりともその一助となり、今回の受勲となったのであればこれに勝る喜びはありません。

平成30年4月29日
カズオ・イシグロ
(日本語は早川書房訳)

●カズオ・イシグロ(Kazuo Ishiguro)
1954年11月8日長崎生まれ。1960年、五歳のとき、海洋学者の父親の仕事の関係でイギリスに渡り、以降、日本とイギリスのふたつの文化を背景に育つ。その後英国籍を取得した。ケント大学で英文学を、イースト・アングリア大学大学院で創作を学ぶ。一時はミュージシャンを目指していたが、やがてソーシャルワーカーとして働きながら執筆活動を開始。1982年の長篇デビュー作『遠い山なみの光』で王立文学協会賞を、1986年発表の『浮世の画家』でウィットブレッド賞を受賞した。1989年発表の第三長篇『日の名残り』では、イギリス文学の最高峰ブッカー賞に輝いている。その後、『充たされざる者』(1995)、『わたしたちが孤児だったころ』(2000)、『わたしを離さないで』(2005)、『夜想曲集』(2009)(以上、すべてハヤカワepi文庫)を発表し、それぞれ高い評価を受けた。2017年にノーベル文学賞を受賞。
 
 
日付 : 2018/04/29 照会 : 2943
 
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