本名エルキュール・ポアロ。イギリスの私立探偵。元ベルギー警察の捜査員。卵形の顔とぴんとたった口髭が特徴の小柄なベルギー人で、「灰色の脳細胞」を駆使し、難事件に挑む。英語を流暢に操れるにもかかわらず、時にフランス語を交えたり、過度に外国人らしきふるまいをしたりとユニークな一面をもつ。

『スタイルズ荘の怪事件』(1920)に初登場し、友人のヘイスティングズ大尉とともに事件を追う。問題作『アクロイド殺し』(1926)、イニシャルのABC順に殺人事件が起きる奇怪なストーリー『ABC殺人事件』(1935)、閉ざされた船上での殺人事件を巧みに描いた『ナイルに死す』(1937)など多くの作品で活躍し、最後の登場になる『カーテン』(1975)まで活躍した。イギリスだけでなく、イラク、フランス、イタリアなど各地で起きた事件にも挑んだ。

 映像化作品では、アルバート・フィニー(映画『オリエント急行殺人事件』)、ピーター・マスティノフ(映画『ナイル殺人事件』)、デイヴィッド・スーシェ(TVシリーズ)がポアロを演じ、人気を博している。

  1. スタイルズ荘の怪事件
  2. ゴルフ場殺人事件
  3. アクロイド殺し
  4. ビッグ4
  5. 青列車の秘密
  6. 邪悪の家
  7. エッジウェア卿の死
  8. オリエント急行の殺人
  9. 三幕の殺人
  10. 雲をつかむ死
  11. ABC殺人事件
  12. メソポタミヤの殺人
  13. ひらいたトランプ
  14. もの言えぬ証人
  15. ナイルに死す
  16. 死との約束
  17. ポアロのクリスマス
  18. 杉の柩
  19. 愛国殺人
  20. 白昼の悪魔
  21. 五匹の子豚
  22. ホロー荘の殺人
  23. 満潮に乗って
  24. マギンティ夫人は死んだ
  25. 葬儀を終えて
  26. ヒッコリー・ロードの殺人
  27. 死者のあやまち
  28. 鳩のなかの猫
  29. 複数の時計
  30. 第三の女
  31. ハロウィーン・パーティ
  32. 象は忘れない
  33. カーテン
  34. ブラック・コーヒー〈小説版〉

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